1967年にデビューして今年で音楽生活55年のキャリアを誇るギルバートオサリバン。類まれなメロディーメーカーとして現在も休むことなく音楽活動を行っている彼の、これまでリリースした音源の全貌とキャリアを追ったオサリバン初の本です。
主に本国イギリスと日本のオサリバンファンが50年に渡り収集したレコード、CDを中心に重要な情報をオールカラー約250ページに詰め込みました。オサリバン自身も未発表写真を提供。海外でのみリリースされた音源や未発表音源、オサリバンが最も活躍した70年代当時のコンサートの模様や、日本での楽屋裏、カバー曲の特集、日本公演の様子等、オールラウンドに掲載しています。今年7月にリリース予定のオサリバン20枚目にあたるニューオリジナルアルバムに合わせて全世界950部をオンライン限定で販売します(海外のファンのために英語の要約付き)。
公式サイトにて予約受付中
はじめのご挨拶 より抜粋
1970年代に人気のあったポップスのグループ、たとえばカーペンターズやウィングス、単独のアーティストならミッシェルポルナレフやバートバカラック等、私が夢中になったアーティストはたくさんいました。そしてその後、そういったグループやアーティストの特集雑誌や本、自伝は出たのにオサリバンの本は一冊も出ていません。それならファンの一人として、ポップスの歴史の残るアーティストと堂々と肩を並べていたオサリバンの痕跡を残しておきたいと思ったのが動機の一つです。
性格上、一旦好きになったものはできるだけ知りたいと思う性質です。細かく日常の出来事を手帳にメモする癖もあって、何十年も前のことも思い出せる個人的記録もありました。幸いにも25年近く前に初めてオサリバンのライナーノーツを書く機会に偶然恵まれ、私が経験した裏事情もファンのみなさんと共有できればと思いましたし、何よりもファン歴50年近くにもなると、集めようと思わなくてもそれなりに情報やアイテムは蓄積します。コンサートに出掛けてわかるのですがオサリバンのファンは今もたくさんいらっしゃいますから、それならきっとコアなファンでも知らないことやアイテムはあるだろうと思い、本にすることにしたのです。
(後略)